ていねやま(へいわのたきるーと)

手稲山(平和の滝ルート)

2002年にロープウェイに乗って手稲山の山頂に上った。この頃は、ロープウェイの廃止が取り沙汰されていた。加森観光が引き継ぐことになり、廃止が免れたのは嬉しいことだ。今回は平和の滝から登ることにした。入り口には広い駐車場がある。近くに平和の滝がある。小さな滝だが多くの人に親しまれている。大平和寺の横を通ってやまみちに入る。途中砂防ダムを見ながら、3カ所の橋(その手前に鉄板の橋が2カ所ある)を渡ると布敷の滝にたどり着く。ここまで2.5kmの表示があるが、もう少し長いような気がする。ここからいよいよ勾配が急になり、足元は大きな石がごろごろしている。歩く途中で耳を済ませると、伏流水が流れる音が聞こえる。伏流水はいったん顔を出してまた地面にもぐる。その場所に「生水で飲まないで」と書いた看板がある。2004年の台風で木が倒れて頂上のアンテナが見える場所がある。さらに行くとムラサキヤシオが咲いている。ここを抜けると、開けた岩れきの斜面に出る。大きな石の上を歩きながら登る。登る時よりも下る時のほうが危険なので注意が必要。この先は狭いが大きな石のやまみちだ。降りる時はここで休む人が多い。さらに登ると、シラカンバダケカンバの間を通る気持ち良いやまみちになる。ここには眺望の良い場所があって、ツバメが飛んでいた。大きなケルンの横を過ぎると頂上は間近だ。頂上は前回と同じく気持ちの良い景色だった。このルートは、普通の人なら登り3時間は見ておいた方が良いだろう。自然観察を楽しむのであれば4時間以上かかる。2時間で登りきる人もいるようだが、一般的なスピードではない。下りは大きな石のみちを慎重に降りなければならないので2時間半かかる。特に人気がある秋は日が短いので十分に余裕を持って入林して欲しい。表示では5kmの道のりになっているが、実際は7〜8kmありそうだ。



入り口のゲート



平和の滝と大平和寺



左、一番下の橋、右は二番目の橋



三番目の橋と布敷の滝



看板と伏流水の湧き出し口



伏流水の音が聞こえるみちと頂上のアンテナが見える場所



ムラサキヤシオが咲く道



ケルンに置かれた木彫りと裏に彫られた詩



頂上手前と頂上にある神社


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