ニガクリタケ

Naematoloma fasciculare



中毒例の多い毒キノコ。

文字通り、ものすごく苦い。

一口噛んだら、何度唾を吐き出してもその苦みは消えない位だ。

そんなキノコが何故誤食するかというと、

第一に、茹でると苦みが消えて、毒が残るから。

第二は、下の写真のように、傘の中央が黄褐色なのだが、

古くなると、黄褐色の部分が大きくなって、クリタケに似る。

第三に、古くなると、ヒダが紫褐色になってクリタケに似る。

クリタケは晩秋に発生するが、本菌は春から秋まで発生する。

要注意のキノコだ。



ニガクリタケ
傘のまわりは硫黄色



ニガクリタケ
若い菌なのでヒダは黄色


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