おとぎばなしの挿絵のモデルになっているこのキノコは
勿論、毒キノコ。
有名なのはそれだけではない。
一時期、合法的ドラッグとして一部の雑誌などに紹介されていた。
このキノコに含まれるイボテン酸はグルタミン酸ナトリウムの
数倍の旨みを持つ毒成分だ。
イボテン酸の5倍以上強く中枢神経に作用する、ムッシモールも含んでいる。
こんな事を書くと、
「おいしく食べて、別世界の気分が味わえる」と思うかもしれない。
しかし、毒は毒である。
食べて気分を悪くしたり、肝臓を壊す可能性の方が大きい。
美しいキノコだから、見て楽しむにとどめたい。