ヒイロチャワンタケ

Aleuria aurantia





10月、美しいチャワンタケに出合った。

日がよくあたる場所なので、オレンジ色がきれいに見えた。

やまみちを歩きながら、なんという名前のキノコなのか考えた。

松林に生えないからバカマツタケとか

ツバが裂けているからサケツバタケとか

モミ属の林に生える赤い茸だからアカモミタケなど

キノコはベタな名前が多い。

ヒトリシズカのように

名付け親の知性が感じられるような

名前のキノコが無いのは残念だ。

このキノコがシュイロチャワンタケとか

オレンジチャワンタケだったら

笑っちゃうなと思いながら下山した。

調べてみるとヒイロチャワンタケであることが分かった。

緋は濃く明るい朱色の意味であるが

知性を感じるというより、知性を感じさせたいと願う

名付け親の気持ちが読み取れるような名前だ。



動画は You Tube からもご覧いただけます。

http://jp.youtube.com/watch?v=Dryh6_X73vg


ホームに戻る