8月、トドマツ林にススケヤマドリタケが発生していた。
このキノコは、図鑑による記述にばらつきがあって興味を引く。
「原色日本新菌類図鑑」と「山溪フィールドブックスきのこ」では、
学名がBoletus aereus と記載されている。
「北海道のキノコ」と「新版北海道きのこ図鑑」には、
学名がBoletus hiratsukae と記載されている。
「山溪フィールドブックスきのこ」には、ブナ科の樹下に発生すると書かれているが
「北海道のキノコ」と「新版北海道きのこ図鑑」には、
トドマツ林に発生すると書かれている。
柄の網目について、「新版北海道きのこ図鑑」には、白色と書かれているが
他の三冊は、柄と同色と書かれている。
当サイトでは、「新版北海道きのこ図鑑」の著者、高橋郁雄説を採用した。
珍しくも無いススケヤマドリがなぜこんなに諸説紛々なのだろうか。