10月、やまみちを歩いていると、白いキノコが生えていた。
しかも、黄色い鱗片をまとっている。
いかにも毒々しいキノコだ。
群生している所を見ると、誰も採らないキノコのようだ。
触っただけでは、毒に犯されるようなことはないので
数本採って、家に持ち帰った。
調べてみるとウコンガサであった。
しかも、割と希なキノコで食べることが出来ると書いてある。
白いキノコは、なんとなく怖いのだ。
何度も特徴を確かめて試食した。
わずかに菌臭がある。
特に旨いキノコではない。
緊張して食べたせいかもしれない。
体調に変化は無い。
珍しさとスリルを味わうキノコ。