エゾノミツモトソウ

Potentilla norvegica





9月、やまみちの脇にエゾノミツモトソウが咲いていた。

図鑑によると、ミツモトソウは、托葉がなかば以上柄に合着し

エゾノミツモトソウは托葉が基部にのみ合着するとあるが、

この記述は、初学者を混乱させる。

なぜなら、ミツモトソウにも基部にのみ合着する托葉があるからだ。

ミツモトソウとエゾノミツモトソウの大きな違いは

全体的にエゾノミツモトソウが堅牢なことだ。

数メートル離れていても、エゾノミツモトソウは、

葉の鋸歯が荒く、茎が太いので見分けることができる。

仔細に観察すると、

エゾノミツモトソウは花弁が萼よりもはるかに短く、取れやすい。

托葉は大きくて、蝶のような形をしている。

茎には剛毛が生えていて、手の甲で触れると痛い。

しかし、採取した個体の毛は柔らかくなる。



動画は You Tube からもご覧いただけます。

http://jp.youtube.com/watch?v=D9tPqM2qrgc


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