エゾノレイジンソウ

Aconitum gigas



6月、やまみちの脇にトリカブトのような花が咲いていた。

これはレイジンソウという植物だろうと思ったが、

日が暮れそうなので

写真を撮らずに下山した。

後日、この植物が気になって

やまみちを三時間歩いて写真を撮った。

判別に必要な箇所は、すべて撮ったつもりだった。

調べてみると、

オオレイジンソウ、エゾノレイジンソウが候補に挙がった。

これらを見分けるには、距を観察する必要がある。

距は、ツリフネソウやスミレと違って

花を解剖しないと見ることができない。

花に見えるのはガクで、

本当の花はガクにすっぽり覆われていて見えない。

後日、やまみちを数時間歩いて

花柄から先の部分を数個採って来た。

花柄には、曲がった毛があり、距は短く曲がっていない。

エゾノレイジンソウだ。

やれやれ

判別のために振り回されたのは

マメザヤタケ君以来数年ぶりだよ。

エゾノレイジンソウちゃんもなかなか手強いなぁ。






動画は You Tube からもご覧いただけます。

http://jp.youtube.com/watch?v=jvkH8DdkPr0


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