夏の終わり頃、夕暮れ時、
ヨモギの葉の裏で、ルルルと鳴くカンタンは風情がある。
彼らは一生懸命メスを呼んでいるのだが
人間には、涼しげに聞こえる。
そんな舞台装置となっているヨモギは身近すぎる存在なのか
目の色を変えて採る人はいない。
草もちに使われている。
もぐさは、ヨモギを原料として作る。
何かと役に立つ植物だ。